未来構想PF通信のリニューアルにあたって

ひと

 

未来構想PF会長
林 康雄

 

未来構想PFが新しい体制になって半年が経とうとしています。この間、JR東日本の三島前課長、村木課長等が周到に準備した若手技術者の育成研修がコロナ禍の中、唯一粛々と進められています。Onlineとリアルを駆使して既に5名の有識者による講演とグループ単位の調査研究が進められています。今後中間報告会を経て年度末までに「都市と鉄道のあり方」に関する提言がまとめられるようです。どんな提案がなされるのか非常に楽しみにしております。
未来構想PF通信は2013年の創刊から約8年間にわたり配信してきました。この間、デジタルデバイスの急速な発展や地球環境保護のための印刷物削減として紙媒体から電子化への移行など、世の中の大きな流れによりパソコンやタブレットで閲覧するスタイルに変わってきました。そして今回からさらに縦置きから横置きへのフォーマット変更を行い、より読みやすいものに致しました。何かご意見があれば何なりとお寄せください。
今後、コロナ対策も11月頃には希望者に対するワクチン接種も概ね完了することにより、WITHコロナとしての行動緩和策が検討・実施されていくことと思います。未来構想PFとして新体制発足時に企画したその他の企画も来年の年明け頃からスタートすべく準備を行っていきたいと考えています

一方、土木学会では地球環境問題、国土強靱化対策、AFTERコロナ対策等を踏まえ、今後の我が国のインフラの整備・維持に必要となる投資・費用について、大胆に大づかみに「日本のインフラに関するビッグピクチャー」としてまとめ、来年6月に広く国民に対して提案、公表していく予定です。鉄道インフラを担う私たちとして、都市と鉄道のあり方や高速輸送体系のあり方などの観点から必要な主張を行っていきたいと考えています。読者の皆様におかれましてはどんなご意見でも結構ですので是非お寄せください。