令和5年の年頭にあたって

ひと

 

 

 

 

 

 

未来構想PF会長

林 康雄

 

新年明けましておめでとうございます。
今年の正月は穏やかな天気にも恵まれ、ゆっくり休まれたことと思います。
今年も未来構想PFを宜しくお願い致します。
昨年を振り返りますと、コロナ禍3年目を迎える中、ウクライナ戦争、福島地震、長崎新幹線の開業、鉄道開業150周年、サッカーワールドカップ等色々ありました。なかでもウクライナ戦争は我が国においても防衛問題、エネルギー問題、食料安全保障、物価の高騰等様々な問題を提起し、政府も重大な政策転換を含めて対処しているところであります。
令和5年はどのような年となるのでしょうか。
鉄道に限定してお話しすると、3月18日にJR各社のダイヤ改正がある中、関東では相鉄・東急直通線の開業があります。また、JR西日本では「うめきた新駅」が開業します。8月には宇都宮LRTの一期区間の開業があります。そして9月1日は関東大震災から100年を迎えます。
今年でコロナ禍3年を超える中、コロナ禍は様々な変化をもたらしました。最大のものはリモートワーク、オンライン会議の実施です。講演会ではこれまでRealで200~300人規模で行っていましたが、Onlineを併用すると簡単に1000人聴衆を集めることができます。また、テレワークを活用することにより、働き方改革にもつながります。
鉄道事業者として今年は、withコロナで行動制限のない状況の中にあって、需要がコロナ禍前の状態に戻らない状況においても安定した黒字経営ができるかどうかの試金石となる年です。将来を占うwithコロナ元年として活躍を期待したいものです。
未来構想PFにおいては、現在実施している調査研究ワークショップを充実実施していくほか、現場見学会、講演会等についても可能な限り実施をしていきたいと思います。
令和5年の干支は癸卯(みずのと・う)で、「飛躍」や「向上」という意味があるそうですので、今年は日本経済全体が上向き、鉄道事業者においても「飛躍」と「向上」となることを期待しましょう。
皆さん、今年も元気で明るく良い年としていきましょう。