概要
講演テーマ:動き始めたムンバイ・アメーダバード間高速鉄道プロジェクト
講 演 者:日本コンサルタンツ社長 山﨑隆司様
日 時:平成29年11月06日 16:00~17:30
場 所:JR新宿ビル4階会議室
参 加 者:総勢 約70名
経緯
未来構想PFと鉄道建設研究会の共催。最近、大きな期待を集めているインドの新幹線計画について、ビデオ映像を流しながら、内々の話を混えて現状を中心に、課題や今後の予定を含め紹介いただいた。
内容
1.インド鉄道の概要
・貨物輸送と旅客輸送の二本柱
・高速鉄道計画、貨物専用鉄道、在来線の高速化
2.インド高速鉄道事業の調査
・現在計画中7路線、ムンバイ・アメーダバード間が最優先区間
3.インド高速鉄道事業概要
・505㎞、12駅、軌間 1,435mm、営業最高速度 320km/h、所要時間2時間
4.詳細設計調査の推進体制
・技術基準・設計支援委員会
・JICC(共同企業体) 調査チーム、インド事務所
5.人材育成について
・人材育成の必要性
・人材育成メニュー
・人材育成と管理運営方式
6.インド高速鉄道の難しさと課題
①インドと日本の関係
・あくまでビジネスという捉え方が強い
②過去の苦い経験
・デリーメトロ 日本のODA成功例で以後の技術指導やコンサルも
しかし、工事に日本ゼネコン参加も厳しい結果に
車輛はフェーズ1で280両生産も日本企業参画できず
・貨物専用線 公示で日本企業の応札なし
③国際入札とデザインビルト
・日本企業 リスクを懸念し慎重に
④パッケージ分けとシステムインテグレーション
⑤リスク低減策とCMGC
・設計時に施行ノウハウを提供する会社が受注出来る仕組み
⑥法制・税制、保険、用地取得
⑦メイク・イン・インディアと技術者育成
⑧厳しい工程と重要な工程管理