概要
講演テーマ:土木技術者のレジリエンス能力の獲得
~山本卓朗氏、森地茂氏、只腰憲久氏から学ぶ~
講 演 者:芝浦工業大学 岩倉成志教授(土木学会教育企画・人材育成委員長)
日 時:平成30年11月26日 16:00~17:30
場 所:JRC20階大会議室
参 加 者:約130名
内容
□研究の背景、目的、方法
・オーラルヒストリー作成とレジリエンス能力の形成過程の解明
□レジリエンスの定義①石巻河川ぞいでのデザイン提案
・深刻な危険にもかかわらず、適応的な機能を維持しようとする現象
・こんなんで驚異的な状況にもかかわらず得られる望ましい結果やその結果が得られる過程、あるいはその過程を支える許容力の育成
・逆境に直面した時に、それを克服し、その経験によって強化される場合や、変容される人がもつ適応力
□レジリエンス能力
・気づきの力
・自己コントロール、思考の機敏さ
・強みを活かせる
・他者との関係性
・現実的楽観主義
□性格的長所とレジリエンス能力(24の強み)
□山本卓朗氏を読み解く
□森地茂氏を読み解く
□只腰憲久氏を読み解く
□若手向け
・努力の幅で頑張る必要性を知る
・問題が起きれば、すぐに改善策を検討
・働きかける能力(リーチアウト力)の高さ
・膨大な調査作業を引き受ける。最後までやり通せざるを得ない環境を
・好きを活かす、新しいことをやる、背伸びをする
□管理者向け
・若手のロールモデルが必要
・仕事の基礎をつくる時期に良い上司と出会うことが大事
・どうやったら皆が楽しく仕事が出来るか考える、安全はチームワークづくり
□質疑、感想
参加者1:楽観的であることは、重要である
参加者2:誰にでもある弱点を知り、組織を活かすことの重要性
講演者:どういう組織が大きな成果をあげるかという研究成果もあるが、弱点についても紐解いてみる
参加者3:山本氏の下で3年間、物事を常に大きく見るよう教えられた
参加者4:レジリエンス能力の獲得、今後の研究成果に期待している