未来構想PF理事
渡邉浩司
今年度より理事に就任いたしました渡邉浩司です。1985年建設省に入省、主に都市局関係の仕事に携わってきました。2014年からは、官民交流でJR東日本(ターミナル計画部)に1年9か月勤務し、大変お世話になりました。2022年に国交省を退職し、現在は(一財)民間都市開発推進機構で、まちづくりを金融面から支援する仕事をしています。未来構想PFには初めての参加になります。
よろしくお願いいたします。
2023年から、(公社)日本交通計画協会の自主調査として、JR東日本をはじめJR各社や民鉄の方々と「沿線まちづくり研究会」を開催しています。現地視察や意見交換を行う中で、鉄道会社、とくに民鉄でまちづくりに取り組んでいる方々が、長期的な視点で、ライフスタイルの変化等に対応した新しいまちづくりを行おうとすると、社内では、短期的な利益を求める経営層を説得するのに大変苦労し、社外では自治体や地元から他人事のように扱われて協力が得られない、という悩みを共通でもっていることが分かりました。
こうしたことから、これからの沿線まちづくりを進めるうえでの課題を議論し、今年の6月に中間とりまとめを行い、国交省都市局長に提言書を提出しました。これからの沿線まちづくりの方向性を、「連携・共創型沿線まちづくり~多主体連携による、多様な価値創出の循環を通じた、持続可能で人中心のまちづくり~」と考え、これを推進していくために、現行のガイドラインの改定や連携プラットフォームの構築などを求める提言を行いました。くわしくは、(公社)日本交通計画協会HPの「沿線まちづくり研究会活動成果」(https://www.jtpa.or.jp/contents2/enmachi.html)をご覧ください。12月1日にはシンポジウムを予定しています。宣伝になってしまい恐縮ですが、未来構想PFの活動とも通じるものがあると思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。