未来への架け橋

ひと

㈱J-BISメンテナンス
代表取締役社長
堀込 順一

株式会社J-BISメンテナンスの堀込と申します。
J-BISメンテナンス……初めて聞いたという方もいらっしゃると思います。昨年5月に建設塗装工業株式会社から社名を変更致しました。弊社はまもなく創業90年を迎えます。鉄道橋りょうの塗装を祖業として誕生しました。設立当時は第二次世界大戦開戦の直前、従事員や物資が不足する中、鉄道省(当時)の鋼橋の維持管理を着実に行うために、同業の志が結集したのが始まりです。戦後の混乱を抜け、幾多の試練を経ながら現在まで業務を続けて参りました。その間、国鉄(当時)のみならず、民鉄各社や官公庁、地方自治体などの橋りょう塗装にも参画したほか、マンションの大規模修繕や鉄塔等の鉄構塗装にも事業領域を拡げて参りました。

「寿命」にはいくつもの解釈が存在すると考えています。モノの用途が社会的な要求に応えられない状態になった社会的寿命、保有する耐力がそのモノにおよぶ外力を下回るようになる物理的寿命など、様々な尺度があります。
以前担当した社員研修で、携帯電話の取替周期を研修生に聞いたことがありました。その頃はスマートフォンの出回る前で、2~3年で新型に取り替える社員が多かったように記憶しています。中には新機種が出るたびに更新していた猛者もおりました。マイカーの乗り換えも以前は5年程度、最近は7年ぐらいに伸びたようですね。少しずつですが、モノを長く使うという世の中に変わってきたように感じます。
しかし、橋りょうやマンションといった社会資本は容易に更新することができません。社会的寿命の要求はとても長いものであり、先に到来するであろう物理的寿命も可能な限り延伸することが求められています。おそらくは、維持費が嵩み、更新する費用の方が安くなったと判断される経済的寿命の到来まで、供用をつづけていかなければならないでしょう。

私たちが手掛ける事業は、橋りょうやマンションといったインフラの寿命を延ばすお手伝いです。所有者や利用者が安心して使えるように、経年による劣化を補い、あるいは、適切に手を加えることで効用を増すお手伝い、メンテナンスを担っています。
適切にメンテナンスを行うためには、幅広い技術力が求められます。そのインフラがつくられた時代の設計方針や、素材に関する情報、施工時に使われた技術などは必須の事柄です。供用期間中に施されてきたそれぞれの手当の記録からもその時代に適用された技術を読み取る必要があります。私たちがこれから施工するメニューについても、どのような材料を用いるのか、どのような手当てを施すか、仕上がりの外観をどのように変化させるのか、といった判断を含め、技術力が求められます。より安価で、施工性が高く耐久性に富んだ材料の開発や、機械化等の省力化といった技術開発もまた、不可欠な事柄です。

社員一同、インフラのメンテナンスの重要性を理解し、今ある資産や公共財を次世代に引き継ぐことに誇りと責任を感じております。日々の仕事に忙殺される傾向は否めないところですが、100周年にむけて社員一同、気を引き締めて頑張ります。

私たちの会社J-BISメンテナンスは
Japan/Bridging Times to the future/InfraStructure/Maintenance
からとりました。

あたりまえの日々を支える決意を、この社名に込め、未来への架け橋として歩んで参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。