震災からの復興に向けたJR東日本の取組み

講演会
概要

講演テーマ:震災からの復興に向けたJR東日本の取組み

講 演 者:JR東日本執行役員復興企画部長 熊本義寛様

日   時:平成26年02月26日 16:30~18:00

場   所:ホテルエドモント

参 加 者:総勢約90名

経緯

未来構想PFと鉄道建設研究会の共催。JR東日本における東北大震災の被害から復旧・復興の状況を、BRT導入経緯を交えながら、3年間の地元の様子が想像出来る濃い内容の講演会となった。

主題

1.東日本大震災による被害状況

2.仙石線の復旧

3.常磐線の復旧

4.石巻線の復旧

5.北部3線(気仙沼線・大船渡線・山田線)の復旧

内容

1.東日本大震災による被害状況

・甚大な津波被害によりJR線訳400㎞が不通

・2年の間に約150㎞を運転再開、一部路線は仮復旧を含め交通手段確保

2.鉄道の復旧について

・お客様の安全の確保、まちづくり計画との整合、道路や河川との交差、

復旧に要する費用が明確に満たされることが必須

3.仙石線の復旧

・一部別線新設で対応、仙石線と東北線の接続計画、ディーゼルハイブリッド車の導入

4.常磐線の復旧

・一部別線新設で対応、福島第一原発20㎞県内の対応

5.石巻線の復旧

・地盤沈下対応の護岸、女川駅付近はまちづくり計画に合わせ高台移設、

6.北部3線(気仙沼線・大船渡線・山田線)の復旧

・BRTの導入:早期復旧と街づくりに合わせた柔軟な駅設置や運行ルート、

専用道路整備による速達性及び定時性確保、津波避難時の安全確保、利便性の向上、

・盛駅では三陸鉄道との同一ホーム乗換実現(気仙沼駅でも整備中)

・BRT専用IC乗車券オデカの利用開始

・今後の展開として、BRTの一ノ関や仙台への直通運転や道の駅との結節についても検討