概要
講演テーマ:第2津軽海峡線と四国新幹線の構想について
講 演 者:日本建設業連合会 鉄道工事委員会 路線強化検討WG
吉川大三様
日 時:平成29年02月15日 16:30~17:30
場 所:主婦会館Fプラザ
参 加 者:総勢 約80名
経緯
未来構想PFと鉄道建設研究会の共催。整備新幹線の目的からはじまり現状や課題の他輸送密度の国際比較データも。第2津軽海峡線と四国新幹線構想については、ルートや建設費はもちろん経済効果についても検討の成果の説明があった。夢のある話題であり、参加者にとって有意義な講演であった。
内容
1.整備新幹線とは、新幹線とは
・全国新幹線鉄道整備法 第1条 国土の均衡ある発展に資する
・ 同 第2条 200km/時以上で走行出来る幹線鉄道
2.整備新幹線の整備状況
・全国新幹線鉄道網 ≒6,820 km(このうち基本計画段階がまだ 3,030km)
・推移(スピード、利用者数、建設費、公表から開業までの期間、他)
・平成28年度建設事業費 2,050億円
・輸送密度(人/km) JR東海71,835 日本平均33,372 EU平均4,645
3.メディアで繰り返される整備新幹線叩き
4.第2津軽海峡線建設構想
・最高速度別 東京・札幌間の所要時間と建設投資効果
最高速度 所要時間 B/C
140 5.01 1.1
260 4.43 1.2
320 4.33 1.4
・本州方および北海道方のアプローチ計画
・走行形態別建設費及び工事期間
5.四国における高速鉄道計画
・四国に新幹線を パンフ作成 岡山→宇多津→高知・高松・徳島
・区間別の延長と建設費
全体 316km 17,890億円( 56.6億円 /km)
岡山・宇多津・松山を整備した場合 175km 10,500億円
・紀淡海峡鉄道建設構想
和歌山~(トンネル新設)~淡路島~(現大鳴門橋利用)~徳島
和歌山方では 南海本線利用案とJR阪和線利用案
新幹線が実現するまでには時間が まず在来線を走らせる
徳島~大阪圏は1時間半
高松~関西圏 年300万人だがほとんどバス利用→鉄道に
6.新幹線は情報産業? 梅棹忠夫(情報産業論再説)
講演会の模様