より開かれたプラットフォームの構築を目指して
令和3年度 未来構想PF事業計画

ひと

新型コロナウイルス禍、経済から生活のあり方まで大きな影響を受け、仕事の進め方から生活様式まで、様々な新しい工夫が必要になってきた。JRも30年以上の歴史を積み上げる中で、交通サービスの多様化、情報通信技術の進展、社員の若返り等で大きな変革を遂げてきた。未来構想PFのこの10年間の活動も、若手社員への技術継承を主眼としてきたが、その役割をほぼ終える中、より幅の広い研修や交流を目指すタイミングになってきた。
今年度は未来構想PFも体制を一新、新体制でのスタートとなる。

■新体制

このような時代背景を踏まえ、インフォーマルという特徴を生かして以下の取り組みを中心に活動する。

1. 調査研究WS
これまで、上野駅周辺整備構想や高田馬場駅周辺整備構想のWSを立ち上げ大きな成果を上げた。今年度は、新規テーマ(首都圏郊外拠点駅のあり方)の調査研究をスタートさせる。

2.駅まち未来構想研修(*これまでのWS研修)
ワークショップ形式で全体フローを理解するWS研修を18シリーズ実施してきたが、今年度は新カリキュラムで「鉄道と街の将来像~10年後の基盤創造~」をテーマに実施する。

3.見学会
まちと交通の繋がりをテーマに「宇都宮LRTルートを歩こう」「大丸有まちづくり散策」を実施したが、今年度も見学会を開催する。

4.技術講演会・セミナー・パネルディスカッション
法人会員や賛助会員も気軽に参加できる講演会やセミナーを企画開催する。また、東京以外の地域での開催についても企画実施する。

5.情報発信と交流
未来構想PF通信の継続発行(毎月)とホームページの拡充を図る。

6. 会員の拡張
これまで、JRや鉄道・運輸機構のOBが会員の主体だったが、活動範囲の広がりに対応できるよう、現役世代や“産学官”からの参加を募る。