概要
講演テーマ:関西の都市開発と鉄道整備の歩みと将来
講 演 者:武市信彦 JR西日本執行役員 東京本部副本部長
日 時:2019年11月6日 16時~17時
場 所:JR東日本東京工事事務所 会議室
参 加 者:総勢約70名
JR西日本では、今年の3月に貨物線の旅客化による新線「おおさか東線」が開業。今年の7月には、関空の都心へのアクセス向上となる「なにわ筋線」の事業認可を得た。これら2つのプロジェクトを軸に、これまで関西圏の鉄道整備をどのように進め、どう将来の計画につなげてきたのか、JR発足以降の30年間を概ね10年ごとに区切り、鉄道整備を主にハード面から概観する。
内容
JR西日本の基本スタンス
JR発足以降、当社の関西圏の鉄道整備は
・大阪駅を起点とした鉄道ネットワークを順次整備、拡充
・ネットワークの中心に位置する大阪駅の大規模開発
・合わせて関空アクセスルートの整備
に取り組んできた。
フェーズ1. 関空アクセスルート整備とJR東西線によるネットワークの拡大
【1987年(S62 )民営化~1998年(H10 )ごろ】
フェーズ2. おおさか東線による広域ネットワークの充実と大阪駅拠点開発
【1987(H10 )~2008年(H20 )ごろ】
フェーズ3. OSC完成とうめきた新駅等による大阪直通ネットワークの拡充
【2008(H20 )~ 現在】
フェーズ4. 次なる10年に向けて“関西都市圏ブランド確立”
【 ~ 2030年】
【質疑】
以下の質問があり、講演者とのやり取りがあった。
・奈良の対応はどうするのか?
・万博対応はどのように取り組んでいるか?
・予測不能ともいえるこれからの10年に向けてどのように取り組んでいるか?
【所感】
東京地区ではあまり知られていない関西圏の状況をコンパクトにまとめた説明で、その後の懇親会でも、講演者を囲んでお礼の言葉が相次いだ。