概要
講演テーマ:鉄道マンの都市計画より
講 演 者:JR東日本 技術顧問 斉藤 親様
日 付:平成27年03月03日
場 所:主婦会館プラザ
参 加 者:総勢 約90名
経緯
ジェイアール東日本コンサルタンツから依頼され企画した講演会で、鉄道建設研究会の共催で実施した。
主題
JR建設工事部の機関紙「建工部だより」に掲載された「鉄道マンの都市計画」をベースに、“鉄道”と“まちづくり”の連携を願って、というサブタイトルの講演。
1.そもそも都市計画って何なの?
2.土地利用系からの話題・容積率
3.都市施設系からの話題・都市高速鉄道
4.都市開発事業系からの話題・都市区画整理事業
内容
○そもそも都市計画って何なの?
・都市の地面に、関係自治体が、法律に裏打ちされた計画「線」を引くこと
・都市計画区域は都道府県が定める
現在国土の4分の1 人口の約9割超を囲っている
・法律の裏打ちとは、案作成後縦覧と処理という法的手続きを踏み確定明示される
・線を引くとは、区域内において土地利用のゾーニングや都市施設都市開発事業などの範囲を、
計画図をとおして線を引くことで、この線は、総論(合意形成)にも各論(権利規制)にも強い力を持つ
○容積率
・容積率とは
・容積率規制の目的は、土地利用(あるいは都市活動)と都市基盤(あるいはインフラ)の間での合理的関係を築くこと
○都市高速鉄道
・都市計画区域内で決められている都市施設は、道路・公園・下水道・等が上位を占め、都市高速鉄道は13位171件で13位
・駅前広場は都市計画道路の中の特定部分、しかし多数の決定実績あり
○都市区画整理事業
・公共施設の整備改善と宅地の利用増進のために行われる事業
・都市計画の母と言われている
事業化されれば公共減歩により個別交渉することなく、適正規模の講演や道路、駅前広場などを産み出してきた
・区画整理の時代変遷
・今後の区画整理の展望
拠点プロジェクトの公共性を高める
区画整理を通じ、土地の受益と負担に客観性を与える
税負担や道路改廃等での現実的な効果がある
○最後に
・三文字法(河川法、道路法、港湾法)の苦悩
・片づける都市計画
・片づける技術の薦め